昭和40年代から消費者金融を経営していた方のインタビューを基にしているので、中身がリアルで説得力があります。勉強になります。でも、消費者金融で儲けてきたのに、借り手に対して「借金をしないという美学を持とう」と訴えるのは、噴飯ものですね。
自戒のために・・・おすすめ度
★★★★★
読み物として大変面白く、ためになる。借金漬けの人がこの本を買って
読んでも苦しいだけだろうが、借金したことないって人にこそ、
今のうちに読んでおいて自戒を強めるという使い方が良いのではないかと思う。
昔の金融業の仕組がわかっておもしろい。おすすめ度
★★★★☆
基本的な内容は「今は多重債務者が多くて貸す側のモラルの低下が借りる側のほうもおかしくしている」という真っ当な理論。インタビュー形式に賛否両論はあるだろうが自分としては読みやすかった。銀行への債権譲渡の話や昔の金融業の仕組などもわかります。借金で悩んでいる人には向かないですが、最近の経済状況を知りたい人には参考になると思います。
恐怖とユーモアで危機管理を考えるおすすめ度
★★★★★
本当に「ため」になった。住宅ローンや借り換えの話、消費者金融のデータへの曖昧な取り組み、そしてヤミ金……。とにかく「これってどうなんだろう?」と言う日頃の疑問や不安に答えてくれるので素晴らしい本です。巻末の「取立報告書」を読むだけでゾッとします。「借りた金は返すな」とかいう本では味わえないものもあって、この価格は安いと思います。買いです。
概要
借金は怖い.えっ,自分とは関係ないって.ちょっと待った.ローンもキャッシングももちろん借金,わずかな油断が苛酷な取立と人生の破滅を招く.“笑顔で貸して嫌がらせで取る”金融業30年余の著者は,消費者金融のホントの顔を語り,カネに憑かれた日本人の病根を抉る.借金しないあたりまえの生活のすすめ.